宮崎県日向市美々津町でうみの風ハーブ園をしています。 無農薬、無化学肥料のバイオダイナミック農法で安心、安全のハーブ作りを目指しています。ミン ト、カモミール、レモングラス、レモンバーベナ、チコリなどのハーブティー、ハブ茶などの薬草茶、バジルペーストなどのハーブ加工品を主に作っています。 尾鈴山から流れ出る清流石並川と遠く椎葉より流れる耳川にはさまれた美しい山里での日々を綴っていきます。
2012年10月13日土曜日
容三さん と 私
何か月ぶりかのブログ更新です。
ずっと 保存状態にしていた 出来事を やっとまとめる事が出来ました。
8月最後の日は、満月でした。
8月は 満月が2回あり、ブルームーンといい、この特別な月の満月を見ると
幸福になると言われているそうです。
この日に、仲間達が、「満月を見ながら ナイトサーフィンをして、
容三さんを好きだった海に還してあげよう!」 と、企画してくれました。
夕暮れから 近所の方や 仲間達が 海に集まり、
みんな、今、咲いている野花を持ってきました。
容三さんが 大好きでよくサーフィンをしていた 海の場所に、
容三さんの好きな野花と、 そして、大切な仲間達の手によって、
容三さんの 散骨をする事が出来ました。
その時は、ちょうど、隠れていた お月様も顔を出して、
みんなを 月明かりで 照らしてくれました。
まるで 容三さんが 見守ってくれているようでした。
行く前は、いろんな思いに押しつぶされそうで、
涙がとまらなかった私でした。
波間に流されていく、容三さんの遺骨と野花を見ながら、
肩の力が 抜けていくのを 感じました。
そして、すっきりした空気を感じ、 自分の中に
新しい力が 湧いてきました!!
《岸上 容三》
彼は、36歳という 人生の中で、濃密な日々を過ごし、
多くの人達の心に残り、そして たくさんの種を
撒いていったのだと思います。
その種に、水をやり 肥やしをやり どう 実らせるか
きれいな花を咲かせるかは、生きている人達の力による… と
友人が貸してくれた 本に 書いてありました。
容三さんが亡くなってから、私は、何もかもが、
終わってしまったように 感じていました。
暗闇の中に突き落とされたようでした。
でも、
私の人生は、まだまだ 続いていて、私にとっての
やるべき事が きっと あるのだろうな~ と感じるようになりました。
多くの暖かい仲間達や知人の方達、 見守ってくれている
家族の 力が あるからこそ、 やっとやっと 私自身の中から
新たな力が 出てきているように 思います。
容三さんの 撒いた いろいろな種は 今から
大きく実っていくでしょう。
私も、『うみの風ハーブ園』 の 空間に いられる事に
感謝の気持ちが 出ています。
たくさん、たっぷり 涙を流してきたので、(まだ 泣くと思うけど)
これから たくさんの笑顔の中で 明るく笑っていられるように
過ごしていきたい と 思っています(^^)
今は、バジルの最盛期です!
今年も 美味しいバジルペーストが 出来そうです♪♪
ホーリーバジルも 大きく育っていますよ!
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